大学院生の声

大学院生の声を追加しました。

2019/12/27 | 大学院生の声

古川 聡子
(平成30年度博士前期課程修了)


■大学院進学を決めた理由は?
 元々実験をすることが好きで、それに加えて学部生の頃から循環器、血管系の疾患に興味があり、より詳しく勉強をしたいと考えていました。また、臨床生体機能学の講義、実習を経て先生方や先輩方から大学院の様子を伺った際、自分も目標をもって学部時代よりも深く研究活動をしたり、学会へ参加したりしてみたいと考えたことが理由です。

■大学院生活はどんな感じですか?
 とても充実した二年間を過ごすことができました。初めは学部生と違った環境の中、慣れないながらも実験の計画を立て、必要なものや手法を把握して実験を行い、結果をまとめ発表する、というサイクルをこなしていましたが、やがて一歩一歩実験を進めていくことの楽しさや講義で教えて頂いたPCRやウエスタンブロットといった手法を実際に自分の手で行いながら疾患のメカニズムについて研究することができること、また新たな手技を習得できることの楽しさを知ることができました。また、得られたデータについてなぜこうなるのか、予想されていることと同じ点、違う点は何なのかを考えまとめていくことは大変ではありましたがそれに勝る達成感がありました。もちろんうまくいかないことや分からないことも数多くありましたが、そんな時は先生、先輩方に何度も相談に乗って頂き、実験の様子を見て頂きつつ問題点を一緒に考えて頂いたり、実験結果のまとめ方や論文の作成、発表の準備に至るまで多大なお力添えを頂きました。また普段の実験に加え二年生から本格的に取り組んだ就職活動でもこの研究室で学んだことは大きく役に立ち、同期の友人たちとも励まし合い、様々な場面で助けてもらいながら一つ一つ乗り越えることができたことが自信につながったと思います。附属病院の研究室ということもあり、大学院生でありながらも病院が身近に感じられ、横山先生のご紹介によって超音波検査の研修をさせて頂けたことも自分にとって貴重な経験となりました。

■後輩に対してのアドバイス
 大学院進学を考えている方も就職を考えている方も、研究してみたいことがあったり少しでも迷いを感じたりしていたらまずは沢山の方々にお話を伺ってみるといいと思います。やりたいと思ったことに打ち込めることが大学院の利点だと思うので、焦って進路を決めずにじっくり検討してください。応援しています!







田中 里奈
(平成30年度博士前期課程修了)


■大学院進学を決めた理由は?
 将来どんなことをしたいのかと考えたときに、病院で検査技師として働くことの他、選択肢の一つとして研究職も考えていました。幼い頃から憧れていた研究に学生という立場から触れた上で何をしたいのかを決めたいと思いました。

■大学院生活はどんな感じですか?
 研究とアルバイトに励みました。良くも悪くも自主性に任せられる中で、自身を見つめなおすきっかけになったと感じています。自分の研究についてよく理解し、自らの言葉で他者に理解してもらうことの難しさを実感しました。今思うと、学部生時代はただ覚えるだけで通用してしまったことも多かったですが、院生になってからはきちんと理解をするために学業に励む姿勢が持てたと思います。

■後輩に対してのアドバイス
 大学院に進学するにあたって最も不安に感じたのは金銭面でしたが、アルバイトと並行して奨学金制度や授業料免除などを利用することで2年間生活できました。少しでもやりたいと思ったことは今のうちにやっておいた方が良いと思います。
研究室や循環器内科の先生方、研究員さんは皆熱心に指導してくださいます。雰囲気も良かったです。







齋藤 美希
(平成30年度博士前期課程修了)


■大学院進学を決めた理由は?
 自分が、興味と責任をもって取り組む「研究」というものをやってみたかったから。働き始めてからだとなかなか研究をする機会はないから。大学院の先輩方が送る大学院生活が楽しそうだったから。

■大学院生活はどんな感じですか?
 「実験」が学校生活のメインになり、授業など決められた時間での活動は少ない分、自分で一日のスケジュールを計画・管理していく。学部時代よりも自由な時間が多い分、超音波検査の研修や技師免許を使ったアルバイトなど、学部生でも社会人でも出来ない経験ができる。

■後輩に対してのアドバイス
 大学院の2年間は、今振り返ってみるとあっという間でした。とてもありがたい環境の中で、自分の一番やりたいことをできる2年間でもありました。間違いなく自分にとって貴重な経験となると思うので、興味がある方はぜひおすすめします。

  • 大学院生の声 月別アーカイブ