古川 希
(平成28年度博士前期課程修了)
■大学院進学を決めた理由は?
私は、高校生の時から当時見ていた医療ドラマの影響で心臓に興味があり、学部2年生くらいになった時点で、大学院に行きたい、心臓の研究がしたいとぼんやりですが考えていました。横山先生・松井先生がご担当されている「臨床生体機能学実習」などの実習や講義を終え、3年生の時点で、「心臓の研究をとことんしたい」と大学院に進学することを決めました。また、4年生の時点でワシントン大学への短期留学経験を通して、「自分の研究をアメリカなどの国際学会で発表したい!!」と強く思い、大学院進学の意思がさらに固まりました。
■大学院生活はどんな感じですか?
「充実」という言葉以外が見当たらないくらい本研究室は大学院の2年間で大きなものを手に入れられると思います。本研究室での大学院の研究は、学部生時代の延長というわけではなく、循環器内科の研究室の方でさせて頂き、そこの先生方にご指導を受けています。
私は昨年、学部生の時からの目標だった「アメリカの学会で自分の研究の発表をする」を達成することが出来、さらに賞までいただけました。また、日本循環器学術集会という大きな学会でも発表させていただきました。大変なことも辛いこともたくさんあったけれど、発表後、やり切ったという達成感がありましたし、まだまだ至らない自分でも、必死にした努力、毎日頑張ったことは本当に実るものなんだなあとしみじみ感じました。振り返れば本当に充実した大学院生活だったと思います。このように本研究室は大きな学会で発表できるチャンスがあります。また研究の面だけでなく、先生のご紹介で、臨床の場で超音波検査を勉強させて頂く機会を得ることもできます。
循環器内科の研究室の方々は皆さんとても優しくて、気さくに話しかけてくださいます。また研究のことやそれ以外のことでも色々と相談にも乗ってくださいます。実験設備もとても整っており、実験を取り組む環境としては最高の場だと思います。大学院1年生の終り頃、私は自分の研究を2年間で終わらせたくない、もっともっと深いところまで突き詰めたい、勉強したいと思いました。4月から循環器内科の博士課程に進学します。このように研究を継続させていただけるのも本当に沢山の方々の支えがあってこそだと思っています。日々感謝の気持ちを忘れず、精進していきたいと思っています。
■後輩に対してのアドバイス
大学院での2年間は、真剣に取り組めば取り組んだだけ、2年後に見える世界が変わります。もちろん就職をするのも正しい選択だと思います。自分が目指しているものは何か、自分は何になりたいのか、常日頃から考えてみて下さい。学部生の時とは違い、自分で実験やアルバイトなどの時間を全て決めるので、自主性といった意味では大きく成長できると思います。大学院進学を希望するのであれば、本研究室は先生方が親身に相談に乗ってくれ、サポートしてくださいますので、のびのびと研究が行えると思います。私も先生方に何度助けていただいたかわかりません。先生方・周りの方々の支えあってこその今の自分だと、ひしひしと感じている今日この頃です。(笑)
今しかないかけがえのない時間、大切にしてくださいね。
大島 奈緒美
(平成28年度博士前期課程修了)
■大学院進学を決めた理由は?
研究をしてみたいという興味が大学入学前からあったのと、就職は後からでもできるけど大学院は今行かないと、今後一生行くことはないと思ったので大学院に進学しました。
■大学院生活はどんな感じですか?
授業よりも実験中心であったり、実験の相談などで先生と1対1で話すことも多くなるなど、学生だった時期とはいろいろなことが大きく変わります。授業のように決められた時間の中でやるわけではないので、自分で時間を調整しながら過ごしていました。
実験自体も、今まで授業でやってきたことではないので、実際にやるのは1からとなりましたが、先生方や研究員の方、研究室のみなさんが優しくサポートしてくださり、不器用な私でも実験をすることができました。
また、実験をするにあたり、どういう理論があってこの実験をするのか、結果が出たらそれが予想したものと同じなのか違うのか、また違うならなぜ違うのか等、結果について考えることやデータをまとめることもあるので学部の時よりも頭を使ったと思います。
横山研自体の雰囲気はとてもよく、研究室の先生、先輩方や後輩ともたくさんお話しする機会があり、楽しい時間を過ごせました。
■後輩に対してのアドバイス
大学院に進学する、就職する、どちらにしても良い点・悪い点があると思います。それを考えた上で、少しでも大学院に興味があれば、研究室の研究内容などを聞きにいってみると良いと思います。消去法で選ぶのではなく、行きたいと思って選んだところにやる気をもって進むことをおすすめします。