坂巻 浩二
(平成28年度博士前期課程修了)
■大学院進学を決めた理由は?
主な理由は保健学を学び社会的な貢献をしたいと考えたからです。きっかけは、職場での臨床研究に携わる機会が多くなり、学会発表等のデータ収集がとても身近になったことで研究に興味が湧きました。以前は学術の先生方に教えて頂きながらデータまとめをしておりましたが、私一人で集約しようとした時にデータの表現方法(研究デザイン)をどうすればよいのかがわかりませんでした。そこで研究手法、統計解析など研究基礎から学びたいと考え、研究テーマが「生活習慣」であったため、横山・松井研究室へ入ることを決めました。
■大学院生活はどんな感じですか?
家庭も仕事もあり、大学院を含めた両立は大変だと思っていましたが、総括してみると充実していて楽しい学生生活でした。学生になるのは久しぶりだったので講義、単位取得は、どうすればよいかと不安に感じておりましたが、横山教授からとても丁寧で日常生活に配慮したアドバイスをいただき、講義、単位に関して仕事に支障なく取得することができました。社会人学生ですので他の院生たちとは講義でしか会いませんが、年4回研究室の飲み会があり、お互いの近況報告なども行うことができました。大学院という別の環境での新たな人間関係の構築は、横山教授、松井講師をはじめとするすばらしい先生方に出会えて、現在では私の大きな財産となっています。
■後輩に対してのアドバイス
社会人大学院生として入学し、修士号の取得ができたのも横山教授、松井講師のおかげです。もちろん家族や職場の皆様にも協力していただきました。修士号を取得すれば職場のキャリアアップにつながるとは限りませんが、保健学の専門家として医学的知識を広げることは絶対的な自信に繋がり、新たな環境下で人脈を広げることはとても大事なことだと考えます。今後の可能性も広がると思いますので、研究に興味がある方は是非チャレンジして欲しいです。また社会人大学院生にとって入学試験勉強はストレスになります。あまり参考にならないかもしれませんが、医学英語論文を読むことがポイントになりますのでNEJM、JAMA、pubmedなど自身の研究テーマから徐々に慣らしていくのがよいと思います。がんばってください。
春山 光
(平成28年度博士前期課程修了)
■大学院進学を決めた理由は?
もともと実験をすることは好きで、就職する前に一つの(研究らしい)研究をやり遂げてみたいと思ったから。
県外の大学からの進学だったので不安でしたが、見学の際、先生方の雰囲気が良く、優しかったから。
■大学院生活はどんな感じですか?
大学院生は授業はほとんどなく、実験中心の生活です。わからないことがあっても先生方や研究員の方が丁寧に色々と教えてくれるので、研究しやすい環境だと思います。
私たちは恵まれていた代でもあり、AHAや日本循環器学会など大きな学会で発表することができとても貴重な良い経験ができました。不安や緊張もありますが、海外や地方に行くことができたので楽しく参加していました。
また、横山先生のご紹介で超音波検査の研修をさせて頂いたのは本当に良かったと思います。実際に患者様の検査ができ、腹部・頸部・乳腺と幅広く経験できるため勉強になり、技術面でもとても成長できたと感じました。
■後輩に対してのアドバイス
プラス2年の学生生活は自分のやりたい事を改めて考えたり、見つける(気づく)時間になると思います。
先生方や研究員の方が様々な面でサポートして下さいます。私は勉学面ではあまり優れていませんが、ちゃんと学会にも参加でき卒業することができたので、やる気と興味のある方は是非!